二度目の寒波が訪れる前日の23時、犬を散歩に連れ出した。切れるような寒さに身震いするが、犬は元気に駆け出す。放射冷却による気温低下とわかっているが、寒いものは寒い!犬には早く早くと促すが、我が家の犬はどこ吹く風で、右に左にクンクンと匂いを嗅ぎ分け、縄張りを主張するように後ろ脚を上げることに夢中だ。
空を見上げれば星たちが、今が盛りと言わんばかりに輝いている。その中でも、ひときわ目に着くのが3つの星座だ。西にオリオン座、東に北斗七星、北にはカシオペアが燦然と輝いている。「ああっ、もう北斗七星が登ってきたか!」この星座は北極星を真ん中にカシオペアと対をなすように回っている春に星座だ。まだ夕方や宵の口には見えないが、深夜になると縦型の形で登ってくる。春の終わりにはひっくり返って横型になるが、その様子を日々眺めるのも好きだ。
位置的には反対側の西に傾いているのが、オリオン座である。ギリシャ神話には全く疎いが、オリオン座は見ているだけで、なかなか勇ましい冬の星座だ。夕暮れが過ぎて、夜の帳が下りると、すでに南の空に浮かんでいる。ピークは12月の初めくらいだろうか?そのころは天頂の達する位の高さにまで登る。その左下に台形のカラス座を従えているところなども、星座の王様の風格がある。
カシオペアは日本では、こぐま座?北斗七星が大熊座だったのではなかろうか?秋に輝く星座だが、春になるころには北の空に沈んでしまう。もちろん、それぞれ輝く季節は違うので一年中見ることは叶わない。いや、早朝とか、日付が変わる頃とかまで我慢すれば、季節によって見えるのかもしれないが、そんなに夢中になれない・・・というか寝ている。1年365日ほぼ犬の散歩に行くが、この時期が星座や星を見るやさしい時間だ。我慢すれば流れ星も見える!
しかし、如何ともし難い寒さだ!酔いもさめる。星の囁きを聞いていたいが、犬を促して帰ろう。
