BLOG

花も嵐も踏み越えて

  1. 春夏秋冬
2025/04/18

4月某日、滋賀県の大津駅の改札をくぐり、駅前の広場に出る。平日の火曜日だというのに、広場の前には大勢の人だかり。何かと思えば、ハンドマイクで「琵琶湖疎水、桜ウオークにご参加の皆さんはこちらへお集まりくださぁ~い!」年齢層の高い皆さんが思い思いの格好で大挙して燦燦轟々集まってくる。どうやらそういうツアーらしい。その間を縫って山の方へ歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

琵琶湖疎水の桜は、ちょうど満開。三井寺の後ろから登山を開始する。

 

三井寺も満開の桜で、大勢の人たちがお花見散策をしているようだ。

天気はいいが、この日は風が強く、ヒノキ林の山道は、花粉症の身としては非常につらい。

 

 

 

 

 

 

 

 

最初の頂上、長等山からは霞む琵琶湖が見える。

途中、コースを変更して京都の大文字山に登ることにする。しかし、登山アプリには、うんざりするほどのコース選択があり、迷っていると、京都方面からの登山者が来たので訪ねた!この道を真っすぐ、とにかく真っすぐと教えられた。まっすぐ歩くこと20分、大文字山に着いた。

                

 

 

 

 

 

 

 

山頂からは京都の街が一望することができ、眼下には満開の桜並木も見える。頂上には老若男女それぞれのグループが、その景色を眺めながら昼食をとっているので、それに倣って昼食にする。

さっさと昼食も済ませ、とっととげざんをかいしする。

大文字の火床を通り過ぎ、鹿ケ谷のお寺脇の舗装路に到着して、蹴上に向けて坂道を下る。

 

 

 

 

 

 

 

 

哲学の道に出たが、疎水縁の道は外国人を含めた人人人。南禅寺を進みさらに蹴上に向けて進むが桜の街道はどこもにぎわっている。川面は花筏となり美しい流れとなっている。

その界隈を抜けて、ようやく蹴上の駅に着いた。12.5kmの山行はヒノキ花粉を載せた強風と桜と人の波をかき分けて進んだ一日だったが、春を満喫した一日でもあった。