イソップ童話で有名な物語であるこのタイトル。ある時、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、通りすがりの旅人のコートを脱がせることが出来るかという勝負をすることになった。
まず北風が吹いて旅人にコートを吹き飛ばそうとする。が、しかし旅人はコートの襟を掻き合わせ、しっかりと押さえてしまった。北風は旅人のコートを脱がせることが出来なかった。次に太陽が燦燦と暖かな日差しを照り付けた。すると旅人は暑さに耐えきれず、今度は自分からコートを脱いでしまった。こうして太陽の勝ちとなった。という話だ!
何やらウイキペディアを見ると、解説に、デール・カーネギーの自己啓発本に「人を説得するときに、北風のように強引に言い聞かせようとしたり、怒鳴っても、相手を意固地にさせたり反発を食らうだけである。太陽のように、穏やかで暖かな感情で話しかけることが肝心である」・・・etc
理不尽な!とまでは言わないが、そもそも、北風と太陽を比べるのはおかしい!冬のヨーロッパで北風なんかが吹きゃ、そりゃ襟もかきあわせるに決まっている。
僕はいつも書いているように年中そこらじゅうの山に登る。春も夏も秋も冬もだ!この冬も轟々と鉄塔に吹き付ける風が唸りを上げて雪のつぶてを容赦なく横顔に打ち付ける山にも、70cm以上もの雪の中を登る山にも挑んだ。じっとしていると手足の指先が冷たくなって、たまらなくなる。ところが、夏ともなると登山口からすでに30度、頂上でも25・6度なんてこともざらにあるわけで、とにかく暑いぃ。そんな中、谷筋から尾根に出て風が吹き渡ると、まこと、心から、誠心誠意、気持ちいい。至福の喜び。感謝感激。berry happyなのであります。
どうでありましょう?イソップの皆さん。「夏の太陽とそよ風」なるタイトルは! あるとき、夏の太陽とそよ風が力比べをしようとする。そこで、通りすがりの登山者の帽子を脱がす勝負をする。
まずは、夏の太陽が、ぎらぎらと照り付け、登山者に襲い掛かる。「登山者はなんてこった!こんなに暑いなんて。紫外線が強いし、もっと帽子を目深にかぶらなきゃ、あとアームカバーも付けてサングラスもかけなければダメじゃん!」汗をかいた登山者は帽子を取りそうになったが、残念!夏の太陽はおしいところまで行ったが、帽子を脱がすところまではいかなかった。次にそよ風が尾根道に登ってきた登山者に、”そよそよ”と首筋や脇に風邪を送り込んだ。「いやーっ!風が心地いい。一息入れよう」と言ってあっさりと帽子を脱ぎ棄て、滴る汗を拭くのであった。こうしてそよ風の勝ちとなった。という話よ!いかがですか? 違うか?
うーむっ!「そよ風と春の太陽」はどうか?これではどちらも気持ちがよさそうで勝負にならんか?!やっぱり、イソップと言えば、アリとキリギリスだ。僕は断然キリギリス派だ!人生を楽しみ、謳歌することの極み!たとえ怠け者のお気楽オヤジと言われてもだ。