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頂を目指してどこまでも。

  1. 春夏秋冬
2024/07/24

四国の雄、剣山~次郎笈を縦走してきました。抜群の天気に恵まれ、遠く山並みの向こうには石鎚山。北、はるか遠くには薄っすらと鳥取県の大山までが見える。

下界は35℃にもなろうかという酷暑だが、山頂直下は22℃くらいの気温。さらに稜線を渡る風は、サアッと汗を吹き飛ばす。山頂の空はどこまでも澄み渡り、吸い込まれそうな青。

しかし何よりも圧巻なのは、剣山山頂から見る次郎笈の山容。ミヤマ熊笹に覆われた滑らかな山肌に、僕たちだけの一本道が稜線に沿って続き、青空をバックに山頂へと伸びているパノラマ。

天空の縦走路を下り、それから、ゆっくりと登りへ。ときおり、ガレ場や少し急な個所もあるにはあるが、概ね、軽快な稜線の道は快適そのもの。もちろん次郎笈山頂も360度見渡せる景色。四国の山々の連なりが、どこまでも、どこまでも続き、その大きさを実感させられる。(ああっ!最高)本当は丸石までも縦走したかったが、同行した家人の力量では、ここまでが精いっぱい。今日はもう一度、復路の剣山への稜線歩きを満喫することにする。

しかし、剣山は遠い!アクセスが本当に長いことこの上ない。徳島市から見ノ越登山口まで3時間!徳島市までが2時間あまり。片道5時間は、昨年の中央アルプス木曽駒が岳よりも1時間も長い(北アルプス行くのと変わらんやん)のであります。地元、四国の登山者と山頂で立ち話をしたが。(僕)「ここまで来るのが大変でした、どこか近道か走りやすい道、在りませんか?」(彼)(さわやか好青年にして超イケメン)曰く、僕は香川県から来ましたが、香川からも2時間半かかりました。四国山脈はどこから行ってもアクセスが悪いですね。どこへ行っても山越えをしなければなりませんので、苦労します。それは四国の山々全てです。(石鎚山も)などと、身もふたもないことを言われてしまったのですが、確かにこの連なる山々を見れば、致し方ないこと。この絶景を見るのは簡単ではないのですね。ハイ!