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山のご飯事情

  1. 春夏秋冬
2024/07/18

山における食事はさまざまである。遠くの山に登るなら、朝も早くスタートしなければならないので、奥様を早い時間にたたき起こして、ご飯を作ってもらうなどもっての外だ!(美容と健康には睡眠が大事なのでございます)そこそこの距離の山ならば自分で作っていく。昨年の南アルプス弾丸日帰り登山においては、すべてコンビニで取りそろえた。しかし、山に登って山頂などで、弁当を開く瞬間、コンビニ飯などでは侘しいことこの上ない。子供のころの遠足を覚えているでしょうか?昼時に友達数人で、おもむろに弁当を開く、そこで皆それぞれの母親が作った弁当を眺めまわす。ふむふむ、はは~ん、なるほど等と子供心にも優劣がつく。そう、我が家の弁当が一番うまそうだ!(勝ったなどと思うわけだが)・・・季節によっても、食事の様は違うのですが、僕の場合、冬は鍋物がほとんどだ。

 

 

 

 

 

 

 

そして、これが美味いのです。材料は一人で食べきれる分だけの量を切ったりラップに包んだりしてタッパに入れて持って行く。冬山の飯は暖かいものに限る!食べたら空になるから帰りは軽いし(持ってく時は水もあるので重いのだが)なかなかいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

春や秋は焼き物がいい!鶏ももを細かい薄切りにして焼いたり(前夜に調味料などと合わせて仕込んでおく)ハンバーグは温めるだけの物にマッシュポテトをのせたり、ハムエッグを焼いたりと、現地では比較的サッとできるものにしている。(前夜の仕込みはしっかりと) ムハハハッ!かくゆう、僕は山飯を作っていると、他の登山者たちに美味そう、いい匂いなどとよく言われる。一度など、カレー鍋を作っていたら、ご夫婦らしき登山者の女性に、美味しそうですね、私も食べたいといわれ、それではどうぞとも言えず、更にはご主人らしき人には、昼飯が貧しかったのか、ばつの悪そうな雰囲気を醸し出されて、少し困ったのであります。ところが季節も変わればさらに昼飯事情も変わり、真冬の雪山などに登りますと、これが酷寒なのでして、鍋、釜そろえてのんびりと、等とも言ってもおられず、今すぐ食わねば寒すぎて、にっちもさっちも行かないのであれば、即温かいものをとなるわけで、そんなときに役立つのがランチポットであります。朝か、前日に作り置いたお鍋を熱々にして入れていくわけです。(耐熱スプーンで手袋のままでもいただけます)真夏は普通の弁当がいいかな?まぁ、とはいえ、子供のころの遠足と同じように昼飯は、見た目、香りなどもパッと華やかに食欲をそそられるものがいいですね。