盛夏に咲く

昨年、お客様にいただいた、ねじ花が開花した。ピンク色の小さな花が名前のごとく、クルクルとねじれながら、下から順番に咲いていく。しかし、面白いもので一本一本に個性があって咲き方がそれぞれに違うのです。密に連なって咲くもの、等間隔に咲くもの、あまりねじれずに咲くものなど、それぞれに私というものを持っているようだ。だから、一本一本をそれぞれ眺めていても、飽きずに眺めていられます。不思議なのは、なぜそんな風にねじれて咲いていくのかということ。植物に詳しくない僕にはわかりませんが、真っすぐに軸を伸ばし、花の部分がそれぞれにねじれているようで、”どうしてそうなった”！と言いたくなります。けれど、ねじれているだけで、僕のように、決して”ひねくれて”いないのがねじ花の良いところですね。