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乾かすことが8割

  1. ドライカットの話+
2024/07/04

当店のカットは濡らして切らない、髪を乾かして切るドライカットです!まず先に、多くの美容師さんが、なぜ濡らして切るのかと言えば、それは条件を整えることに他ならない。例えば、右側に寝癖がついていて、左側には付いていないとすれば、条件が左右で違うから、同じ条件にするために濡らしてリセットをしているわけですね。じゃあ当店の乾かして切るドライカットはなぜ乾かして切るのかと言えば、まずは、髪には生えている方向があるということから、その落ちる位置に自然に乾かすことで、長さの誤差や、ボリュームの誤差、収まり具合などの誤差をなくすことでリセットを可能にしているわけですね。以前のブログ、(前髪セルフカットのすすめ)でも書きましたが、ご自分で美容師さんみたいに髪を濡らして切って、乾かしたら短くなったってこと、ありますよね。ですから、濡らして切ること、その事に誤差ってあると思います。(髪は通常乾いている)だって髪の太さも、癖の強弱も、毛量も、人それぞれ違うのですから、濡らして、どれだけ水分を吸収して膨らみ、重くなるか?乾いたらどれくらい縮むのかか?ましてやツムジの部分がパカッと開くような人の毛は、5mm離れたら、反対方向に髪は動いていますね。(これも人それぞれ)ですからその人それぞれの生え方の有るがままに乾かして切る。これこそがご自宅でのお手入れを楽にする、当店のカット目指すところです。

もちろんドライカットに誤差が全くないとは言いません。一度濡らして、寝癖や耳に掛けられたりした癖、後ろでくくったり、とめ癖などをリセットして、生えている方向を見極めて乾かし、それを繰り返して重ねて切る。カッティングのテクニックよりも、この乾かし方に8割以上の力を入れておかなければ、到底、ご自宅でのヘアスタイルの再現性など実現できるものではないのです。

あなたのヘアスタイルが毎日健やかでお手入れが簡単でありますように