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一人で山を歩く

  1. 春夏秋冬
2024/05/27

僕はビビリだ!山を歩くとそこら辺の茂みが突然ガサガサと音を立てる。僕は飛び上がるほどビックリする。それが、トカゲなのか、小鳥なのか、虫の類なのかは良く分からない。とにかくウオッーなどと声を上げ、片膝が上がっている(情けない)。がしかし、山を一人で歩くのは好きだ。もちろん二人や三人で歩くのも楽しくていい。しかし、単独でいることに解放感と何より自由を感じているようだ。自分で考え、自分のペースで歩き、休憩して、確認して、補給して等々、すべてが自分によるものだ。何度かの山行には今日は誰とも会わなかったということもあるし、中には電波が届かない山もある。何かがあっても誰も助けてくれない。けれど、それ以上に僕が僕を楽しませることは、この上ない至福の時間だ。濃い緑の匂いや、ギュッギュッと雪を踏みしめる音、頬や首筋をなぜる風も、マイナス5度の気温も、すべてが僕を喜ばせる。たとえそこの茂みの音に飛び上がるほどビックリしてもだ!